【三度栗】一年に三度も実のなる栗の木|越後七不思議

【三度栗】一年に三度も実のなる栗の木|越後七不思議

スポンサーリンク

「三度栗」とは

 親鸞聖人(しんらんしょうにん)が旅立つ際に渡された焼栗に、念仏を唱えて庭に植えると、1年に3度も実のなる木が芽吹いたと言われている「三度栗(さんどぐり)」。”越後七不思議”の一つに数えられています。ルールやマナーを守って観賞してください。

三度栗と伝承

源競の妻の家に宿を取り布教をしていた親鸞聖人が旅立つ日がやって来ました。競の妻は教えを説いてくださった聖人を見送り、道すがら召し上がっていただこうと焼栗を差し上げました。すると聖人は「我が勧むる弥陀の本願、末世に繁昌いたさば、この栗根芽を生じて一年に三度咲き実るべし。葉は一葉にして二葉に分かれて繁茂せよ」と称えて焼き栗を植えられました。聖人が去られた後に焼栗は芽吹き、毎年6月、9月、11月に実を結び、葉の先は二つに分かれて茂るようになりました

(引用元:公式サイト 三度栗と伝承 より一部抜粋)

 詳細は、公式サイトまたは新潟県観光協会公式サイトにいがた観光ナビにてご確認ください。

 少しわかりにくいですが、”くいどころ千成”さんの店舗右に入口があります。道が狭くなっていますので、周辺の車や歩行者にお気をつけください。そのまままっすぐ進みます。

 入口に”三度栗御舊跡(ごきゅうせき)”の石碑が立っていますので、そちらより奥にお停めください。

 石碑から少し離れた所に”三度栗”が育っていました。残念ながら、当時の”三度栗”は枯れてしまったため観賞することはできませんでしたが、新たに育った”三度栗”を観賞することができます。周辺はロープで囲われていますので、そちらより近づくことはできません。

 撮影時に見上げると、木にいくつもの緑色のイガがなっていました。6月,9月,11月は実のなる時期ですので、特に栗の落下にお気をつけください。

※こちらの記事に使用されている写真は、全て2025年9月中旬に撮影したものです。

「三度栗」基本情報

所在地〒959-2221
新潟県阿賀野市保田4626-1
お問い合わせ先孝順寺(9時~16時)(℡0250-68-2434)
交通アクセス新潟駅から車で38分(26km)
馬下駅から車で12分(6.4km)
駐車場(無料)あり
観賞可能期間通年
定休日なし
観賞可能時間9時~16時
※各種行事等により、観賞できない可能性もあります。
観賞料協力金¥300
お手洗いあり
滞在目安時間10分
各種サイト公式サイト
新潟県観光協会公式サイトにいがた観光ナビ

”越後七不思議”の記事一覧

了玄寺の【ツナギガヤ】国の天然記念物|越後七不思議
「ツナギガヤ」とは  新潟県南蒲原郡田上町(みなみかんばらぐんたがみまち)にある”了玄寺”の境内にある「ツナギガヤ」。親鸞聖人(しんらんしょうにん)が植えたとさ…
livera.xyz
【焼鮒】焼いたはずの魚が池で泳いだ!?|越後七不思議
「焼鮒」とは  親鸞聖人(しんらんしょうにん)が、焼いた鮒(ふな)を池に放したところ、泳いだという言い伝えがある「焼鮒(やきふな)」。この言い伝えは、”越後七不…
livera.xyz
【鳥屋野逆ダケの藪】枝葉が逆さに生えてきた|越後七不思議
「鳥屋野逆ダケの藪」とは  親鸞聖人(しんらんしょうにん)が持っていた杖を地面に挿すと、枝葉が逆さに生えてきたという「鳥屋野逆ダケの藪(とやのさかさだけのやぶ)…
livera.xyz
【八ツ房梅】一つの花に実が八つずつなった|越後七不思議
「八ツ房梅」とは  親鸞聖人(しんらんしょうにん)が阿賀野(あがの)市にある”梅護寺(ばいごじ)”の庭に梅干の種を植え、歌を詠むと、翌年芽が出て八重の花が咲き、…
livera.xyz
【珠数掛桜】珠数のように花が垂れ下がって咲いた|越後七不思議
「珠数掛桜」とは  親鸞聖人(しんらんしょうにん)が阿賀野(あがの)市にある”梅護寺(ばいごじ)”の敷地内にあった桜に、手に持っていた数珠を掛け念仏を唱えると、…
livera.xyz